「面白いモノを作りたい」という漠然した感情から。特に昔から小説やマンガが好きで紙の本に触れる機会が多かったから、自分でも作ってみたい!と思い…という、いわゆる出版社を志望する学生にとってありふれすぎてる理由です。
主婦と生活社の雑誌はほとんど読んだことがなかったのですが、『LEON』、『週刊女性』、そして『JUNON』と、誰もが聞いたことのある雑誌を出版していて、そのネームバリューを生かしたビジネスをしてみたいと思ったのが、受けることになったきっかけです。
私が「シュフセー」に入社した理由
これが私の仕事です
一般的な編集者と比較しても、とにかく多岐に渡っている自負があります。
まずは月刊誌『JUNON』の編集。WEBサイト『JUNON TV』の運営。年間数本の写真集・エッセイの企画・編集。『JUNON』発信のイベント運営。そして最も力を入れているのが、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの運営。私はチーフを務めていて、一年間に渡るコンテストに関連する審査やイベントを指揮しています。例年11月から1万人を超える男の子の応募を募り、翌年の春にはBEST1000が決定。どんどん絞られていき最終的には丸一年経った11月に、ファイナリスト15名のなかから1名のグランプリが決定するという、とにかく大規模なコンテストです。日常的な部分では、男の子の悩みを聞いたり、親御さんと今後について話していったり、とにかく男の子たちが芸能界で輝くという夢を叶えるために、その縁の下の力持ちとなっている感覚で仕事をしています。
うちの編集部はこんな雰囲気です
とにかく騒がしい…賑やかです(笑)。写真集では海外ロケに行ったり、忙しい人気タレントの取材が急に翌日と聞かされたり。輝かしくも目まぐるしい芸能界のなかで生きていかなければ成り立たない媒体ですから、部内は凄まじいパワーを持ち合わせている編集者ばかりで、そりゃうるさくなる。でも、担当する俳優・アーティストに真摯に向き合い、相手が持つ輝きを引き出す能力に長けた、素晴らしい編集者が集った部署です。
今だから言える新人時代の失敗エピソード
アイドルの男の子たちがパンケーキを調理して食べるという企画を行なったのですが、パンケーキの調理方法は全く理解しておらず、事前の下調べも怠っていたので、撮影現場はハチャメチャ。ライターさんに助けてもらいながらその場はなんとか収まりましたが、誌面に掲載されたパンケーキは、まぁシズル感のないものでした。もちろん料理ができなくてもしっかり下調べをしていれば撮影はうまくいきますが、パンケーキひとつとっても、編集者は広く物事に興味を持たないとうまくいかないんだなと痛感しました。そんな私はいま毎日料理をする男と化し、中国の東北料理を極めようとしております。…謎マウントをとってみました。
この仕事をしていて「よかった!」と思う瞬間は?
人が喜ぶ顔を見る瞬間。綺麗事を言っているわけではなく、JUNON編集部では人が喜ぶ瞬間をたくさん見ることができます。写真集のイベントで“推し”に会えたお客さんの顔。グランプリをとった瞬間のジュノンボーイの顔。僕らは人の幸せを作っているんだと認識できる瞬間が多々あり、そのたびにこの仕事をしていて良かったと思えます。
仕事をするうえで大切にしていること
独りよがりにならないこと。どんな仕事もそうですが、ひとつの仕事は多くの人たちの支えにより成り立ちます。誌面ひとつ作るのに、カメラマン、ライター、スタイリスト、ヘアメイク、スタジオマン…など、数多くのプロが支えている。コンテストでは、喜ぶグランプリの裏には、受賞できずに悔しさを堪える男の子がいる。全ての人に支えられて『JUNON』があるのだから、誰の、どんな意見でも耳を傾けて、決してひとりで物事を進めないように心がけています。
主婦と生活社を目指している方たちへ
“面白いことがしたい”という感覚と、“他者を幸せにしたい”という感覚を持ち併せている方々は、ぜひ受けてほしいです。その感覚さえあれば、みなさんにやりがいを感じさせるための土壌とブランド力が主婦と生活社にはあります。編集者という仕事は、今や本や雑誌を作るだけではない。新たな面白いものに挑戦し、人の喜ぶ顔が見られる。こんな楽しい仕事はなかなかないと思います。お待ちしております!