MESSAGE 先輩社員メッセージ 未来の後輩へ

自分のアイデアを形にできるのが編集の醍醐味。

部内での雑談がヒット企画につながることも!

2006年入社(中途採用)

児童書編集 副編集長

荒井 美穂

Arai Miho

なぜ出版社? どうして主婦と生活社に?

実は、大学生のときに主婦と生活社の料理編集部でアルバイトをしていたんです。それまでイメージしていた社会人と違って、主婦生にはいい意味で肩のチカラが抜けている方が多く、部署や立場に関係なく気さくで楽しそうに仕事をしているのが印象的でした。本づくりの現場にも魅了され、だんだんと「この会社で働けたらいいな」と思うように。なので、私の場合は出版社というより「主婦と生活社」で働きたいという気持ちが強かったと思います。
新卒ではご縁がなかったのですが、時を経て社員になることができたときは本当にうれしかったです。

これが私の仕事です

キャラクター雑誌『ね~ね~』をメインに、書籍やムックもつくっています。『ね~ね~』では、連載や情報ページのほか、台割(ページ全体の一覧表)作成から表紙づくりも担当しています。雑誌でも単行本でも、スケジュール管理をはじめ、企画を立てたり構成を考えたり、キャッチコピーや原稿を書いたり…と、「読みたい!」と思ってもらえる本にするためのさまざまな作業をしています。
また、担当本をPRするのも大事な仕事のひとつ。内容紹介や画像をコーポレートサイトやAmazonなどのネット書店にアップしたり、編集部のSNSに投稿したり、他部署と連携してサイン会や特典キャンペーンを企画展開したりもしています。
一方で、新企画のための情報収集も欠かせません。合間をぬってイベントやフェアに出席したり、多くの人と会ったりすることも心がけています。

うちの編集部はこんな雰囲気です

編集部は「すみっコぐらし」や「カピバラさん」などのぬいぐるみやキャラクターグッズにあふれているので、いわゆるオフィスっぽい雰囲気はないのですが(笑)、仕事に追われて焦っているときもかわいいものに囲まれていて癒やされます(ちなみに弊社の入り口にも大きな「リラックマ」のぬいぐるみが飾られています!)。
部員は若手からベテランまで年代もバラバラですが、キャラ情報はもちろん、おいしいお店や好きな音楽、イベントや旅行のことなど、ざっくばらんにいろんな話をします。そんな何気ない会話から『ね~ね~』での新連載が決まったり、書籍の企画が生まれたりすることも。昨年『ちいかわ おかねのドリル』という書籍を担当したのですが、この本も「ちいかわたちって、労働してもらった報酬で生活をやりくりして結構現実的…。ちいかわのお話を通して子どもにお金の大切さを伝える本があるといいかも⁉」などと話す中からヒントを得て実現した1冊です。

今だから言える新人時代の失敗エピソード

付録関連の企画で袋状の枕カバーを制作したことがあるのですが、締め切りギリギリまで枕カバーのサイズ=枕のサイズと思い込んで進めていたことです。サンプルで表紙用の撮影を終えた時点でも気づかず、家に持ち帰りパツンパツンの枕カバーがかかった枕を見た家族から「袋タイプの枕カバーって、枕より大きくして端を折り込むものなんじゃない?」と言われてようやく気づいて…。慌てて制作会社に連絡をして頼み込み、なんとかサイズを調整してもらったのですが、生産直前だったので大変なご迷惑をおかけしてしまいました。結果的に企画自体は大成功だったのですが、そのまま進んでいたら数千枚を無駄にしていたと思うと、今でも冷や汗が出ます…。

この仕事をしていて「よかった!」と思う瞬間は?

自分の企画が本になったときです。編集者ができる実作業というのは少なくて、お話も書けないし、イラストも描けない、デザインもできなければ写真も撮れない。もちろん印刷も製本もできません。でも、たくさんの人の力をお借りすることで、アイデアをページや本という形にすることができます。時には自分の想像を超える原稿やデザインが上がってくることもあって、そんなときは心の底から感動して、早く読者に届けたい気持ちでいっぱいになります。さらにその本がヒットしたら、もっと「よかった!」となりますね。

主婦と生活社を目指している方たちへ

主婦と生活社では『ね~ね~』以外にも『週刊女性』『JUNON』『LEON』『ar』『PASH!』『COTTON TIME』など、本当に幅広いジャンルの雑誌を出版しています。ですから、いろんなことに興味がある人、自分発信でブームを作りたい!と思っている人は楽しめるのではないかなと思います。
私自身、ずっと『ね~ね~』編集部に在籍しているわけではなく、全く違うジャンルの編集部も、編集以外の部署も経験しています。(大きな声では言えませんが…)キャラクターが昔から大好き! というわけでもありません。でも、流行っていることは何でも知りたいミーハーなところや、「売れる雑誌や本がつくりたい!」という気持ちがあるから、出版という仕事におもしろさややりがいを感じているのだと思います。
ぜひ、一緒にベストセラーを目指して楽しく働きましょう。お待ちしています!