「今日着たい服が見つからない……」
「気が付くといつも同じ服を着ている」
洋服はたくさん持っているのに、“自分が本当に着たい服”が分からない。
クロゼットに着ない服があふれかえっているときほど、
自分と向き合う余裕のないときかもしれません。
クロゼットは、とてもパーソナルな空間で
心の中を赤裸々に映し出してしまいます。
もしかしたら、この本を手に取った方は「変わりたい、自分と向き合ってみたい」という
心の準備ができた人なのかもしれません。
これからご登場いただく先輩たちはみな、口をそろえて言います。
「服を捨てたら、楽しいことがいっぱいやってきた!」
何かを手放すという行為は、思考力も体力もたくさん使います。
手放すことに罪悪感を覚える人も多いでしょう。
それでも、向き合って、手放してみると必ず、何かが変わります。
大事なのは“上手に手放す”こと。
何で似合わなくなったの? どうして着なくなったの? と
ていねいに自分の心に聞いてみてください。必ずそこには理由があります。
自分の心の声を聴いてあげること。そうして、それを手放してみる。
その先にはきっと、たくさんの得るものがあるはずです。
《目次》
昼田祥子さんに聞きました|服を上手に手放すと人生が動き出すって本当ですか?
おしゃれな大人に聞きました服の上手な手放し方
浦田亜規子さん|“手放す”ことで、洋服選びが、より楽しくなりました
小和田妙子さん|終活のため手持ちの服の大半を処分。本当に必要なものは意外と少なかった
石原左和子さん|洋服を減らすことは、暮らしの一部。その日、そのときの自分の体で判断するんです
ヘザー・ブラッキンさん|INとOUTをコントロール。手放す=新しく迎えるチャンス
寺谷真由美さん|スケジュールを整理したらいらない服が明確になってきて
引田かおりさん|“ちょっと惜しいな”と思えるうちに私より似合う人に譲っています
山岡まさえさん|洋服を減らすことは、徹底的に自分に向き合うことでした
須藤玲子さんに教わります|愛着のある服を長く着るためにできること
Column|手放すと決めた服、どうしていますか?
Column|知っておきたい3つの「R」