Loading...

【デジタル写真集】モロッコのネコデジタルシャシンシュウモロッコノネコ

「長年の夢を叶えて私が撮影に向かったのは、アフリカの北西部に位置するモロッコ王国。
目的はその北部にある通称「青の街」・シャウエンのネコたちです。
シャウエン(正式にはシェフシャウエン)は、山脈の奥の小さな街。不便な場所にも関わらず、
世界中の旅行者を魅了しているのが、街中を染める美しい青色です。
特に旧市街地(メディナ)は、家の壁も道の階段も、濃淡の豊かな青で染められていて、
訪れた人は「まるでおとぎ話に迷い込んだようだ」と感じます。
理由は諸説ありますが、最も有力なのが、かつてヨーロッパから追われ、シャウエンに
住んだたユダヤ人が青く染めたという説。ユダヤ教において青が神聖な色であったことから、
家や道を青色に染めていったのだとか。第二次世界大戦後、イスラエルが建国されると、
ここにいたユダヤ人のほとんどはイスラエルへと移住しましたが、町を青色に染める習慣だけは残った、
といわれています。ほかにも、暑さしのぎや虫除けのため…など現実的な説もあります。
 美しくのどかな街では、外で暮らすネコたちが人々の暮らしに溶け込み、まるで景観のひとつのような趣で、
時間を忘れて写真を取り続けていました」
(本文まえがきより)
  • 発売日:2022年03月04日
  • 定価:800円+税
  • 判型:
  • ISBN:978-4-391-20322-6
  • ページ数:39
  • シリーズ名:

【デジタル写真集】モロッコのネコ

「長年の夢を叶えて私が撮影に向かったのは、アフリカの北西部に位置するモロッコ王国。
目的はその北部にある通称「青の街」・シャウエンのネコたちです。
シャウエン(正式にはシェフシャウエン)は、山脈の奥の小さな街。不便な場所にも関わらず、
世界中の旅行者を魅了しているのが、街中を染める美しい青色です。
特に旧市街地(メディナ)は、家の壁も道の階段も、濃淡の豊かな青で染められていて、
訪れた人は「まるでおとぎ話に迷い込んだようだ」と感じます。
理由は諸説ありますが、最も有力なのが、かつてヨーロッパから追われ、シャウエンに
住んだたユダヤ人が青く染めたという説。ユダヤ教において青が神聖な色であったことから、
家や道を青色に染めていったのだとか。第二次世界大戦後、イスラエルが建国されると、
ここにいたユダヤ人のほとんどはイスラエルへと移住しましたが、町を青色に染める習慣だけは残った、
といわれています。ほかにも、暑さしのぎや虫除けのため…など現実的な説もあります。
 美しくのどかな街では、外で暮らすネコたちが人々の暮らしに溶け込み、まるで景観のひとつのような趣で、
時間を忘れて写真を取り続けていました」
(本文まえがきより)

著者・イラストレーターのプロフィール

南幅俊輔(みなみはば・しゅん すけ ) ソトネコ写真家。盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。 デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける 。2009年より外で暮らす猫 「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に『ソトネコJAPAN』(洋泉社)『ワル猫カレンダー』『ワル猫だもの』『サーバルパーク』(マガジン・マガジン)『どやにゃん」(辰巳出版)『美しすぎる ネコ科図鑑』(小学館)など。 企画・デザインでは「ねこ検定」「ハシビロコウのすべて」「ゴリラのすべて」(すべて廣済堂出版)など。読売新間大手小町サイトにて『いろいろな猫の生方』 連載中。